4日間だけ好きと言って たまらず会いに。
12/21
昨晩電話をして、想いを伝えた。
本気であの子を、好きになってしまった
次の日は会議なのに、
朝から頭になにも入らなくて
お昼きたLINEをみてすぐ電話をかけてしまった。
まだ昨日の想いのままだった。
そんな安心感と一緒に
また一つ、いけないことを考えてしまった。
会いたい
ふと気づいたら帰りの電車ではなく、
その子の働く職場に向かっていた。
ふと我に帰って、帰り道をさがす。
こんなに、好きになってたのか。
もちろん、妻と子供を愛してる。
けど、
彼女が好きだ。
戻せなくなった時計は、ずっとずっと
先を刻んでいく。
そして、僕たち次の日に会うことにした。
朝からドキドキが止まらない。
それは、今日会うから。
17時からのアポもあまり内容が入らなかった。
今日会えるから。
18:30
タクシーを捕まえて、急いで向かう。
本当なら10分で着くはずの道が
年末のせいで混んでいる。
早く会いたい。
20分後について、すぐに電話をかけた。
"見つけた"
その声と同時に彼女と目が合った。
ベージュの薄いコートに紫色のマフラー。
髪は少しパーマをかけていて、
人の心を掴むような眼でこっちを見ている。
気づいたら抱きしめていた。
きっと会いたくて会いたくて、
触れたくて触れたくて
どうしようもなかった。
もちろん、これがいけないことだってわかってる。
誰にとってもメリットにならない。
それが頭でわかってても
会いたいくらい好きになっていた。
バスまでの3時間、お互いの想いを確認するかのように腕を組んで、ほっぺにキスをしていた。
ただ、唇を重ねることは
しちゃいけないことだとわかっていた。
それでも僕らは想いを抑えることはできなかった。